がんばっているのに成績が上がらない。そんな相談を受けることがこれまでに幾度となくありました。中間テスト直前ということで、それにお答えしようと思います。
その前にがんばっているか審査します。
英語のテストで単語を失点する
国語のテストで漢字を失点する
理科・社会のテストで一問一答レベルを失点する
数学のテストで計算問題を失点する
上記にあてはまる人は単なる勉強不足です。「自分はがんばっている」なんて言わずに、もっとがんばってください。本当にがんばっている人は自分のことを「がんばっている」なんて言いません。がんばっている人ほど、「自分はまだまだ」と言うものです。塾来て下さい。みっちりやらせます。
さて、上記はクリアできているのに伸び悩んでいる人は、ほぼ間違いなく勉強というものを勘違いしています。
勉強を知ってるか知らないかだけのものだと思っていませんか?
知らない問題=わからない問題
だと思っていますよね?おそらく思っています。
知ってるものはわかる。知らないものはわからない。それだけになっているのです。
知らなくてもわかる問題はいっぱいあります。むしろ勉強の世界はそんな問題ばかりです。知らない問題をどう解くか、それこそが勉強の醍醐味といってもいいでしょう。知らない問題を知っていることまで噛み砕いて解くのです。俗にいう応用問題、文章問題というのはそういうものです。
だから基本さえ身につけたら、どんどんと新しい問題にチャレンジしていかなければなりません。わからなければ解説を読み込み、また指導者に質問して理解し、また次に進んで行くのです。
それをせずに「苦手だから」「どうせわからないから」と嘯いて、いつまでたっても基本のキみたいな問題ばかりを繰り返してしまっているのです。さらにまずいのが、それで満足してしまっている。結果として、知らない問題は手も足も出ない、「知らない=わからない」の方程式が完成です。
すでにわかっていることを何回やっても成績は上がりません。賢くなりません。
1+1を百万回解いても賢くならないですよね。それをやっちゃっているのです。
必要なのは考えるトレーニングです。
基本が身に付いた生徒に「次これいってみよー」と問題を選別して演習させて、次々と考える機会を与える。これが塾の大きな役割の1つです。「この生徒には次はこの問題が必要だ」という問題の選別、目利きこそが塾講師の腕の見せ所です。
行くならこれをちゃんと理解している塾にいきましょうね。バイトが教材進めてるだけの塾にこれはなかなか期待できません。集団塾では「この生徒には」の部分が抜け落ちて、「この問題が必要だ」という一般論にとどまってしまいます。行くなら個別指導塾です。
やみくもに学校ワーク等をやるのではなく、そこに「考える機会」や「チャレンジ」、「ステップアップ」という意味付けをしながらやるのです。こうすることで今の伸び悩みから脱出できますよ。
自力じゃなかなか難しいです。ぜひ塾(できればチューズライフ)を頼ってくださいね。
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